英語の前置詞と日本語の助詞

美しい太陽の写真を眺めながら、英語の前置詞と日本語の助詞のお話しをします。
前置詞は、英語で "preposition" そして助詞は "postposition" です。
この英語訳を見るに、要するに、英語では "pre-" 、日本語では "post-" で、違いは、名詞の前か後ろかということだけです。
ですので、日本語の助詞を言語学では「後置詞」と呼ぶこともあります。
つまり、位置が違うだけで、文章の中での役割は同じです。

ただし、同じ働きの品詞でありながら、使われかたが異なることが多々あります。

次の英語と日本語の例を見てください。

「太陽は東から昇り、西沈む」ですが、これが英語ですと;
" The sun rises in the east and sets in the west."となります。

私は、この異なりに驚くよりも、異なる言語の類似性に驚かされます。
日本語も英語も、主語となる名詞があり、動詞をともない、そして動詞を修飾する副詞句という同じ要素で成立しています。

民族とコトバは、これほどの多様性に満たされているのに、すべてのヒトには、目や鼻や口があり、コトバにも、驚異的とも言える共通性が観察されます。
そして、何語であっても、声帯や舌・口腔を使って、言語音声によるコミュニケーションを交わします。

こんなことに強く感動する私。
あなたの目にはどのように映るでしょうか。


太陽が西に沈もうとして
います
そしてまた夜が明けて
あしたという日が訪れます
これは奇跡です

ヒトがコトバを話す
これも奇跡
そして
神秘です